こんにちは。ロンドン駐在妻のえっさんです。
イギリス生活でも、洗濯は欠かすことのできない家事のひとつ。
日本と同じように洗濯できるのかな?洗剤はどれがよいのかな?
イギリス生活初心者さんにとっては、単に洗濯と言っても分からないことばかりで不安ですよね。
実は、イギリスの洗濯では日本よりも気を付けなければならないポイントがいくつもあるんです。
今回はイギリスの洗濯で知っておきたいポイントを分かりやすく解説していきます。
記事の終盤では、駐在妻の私がおすすめする洗濯洗剤も紹介していますよ。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
イギリスの洗濯 特徴3つ!
特徴1 硬水
イギリスの洗濯で一番厄介なのが硬水対策。
硬水とは、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分を多く含む水のこと。
このミネラル成分が洗濯に次のような悪影響を与えます。
- 洗剤成分と反応し、洗浄力が低下する
- 乾いた洗濯物に残り、ゴワゴワした洗い上がりになる
- 白い服がグレーっぽくなる
硬水対策には、カルゴンを使用するのがおすすめです。
Water softener(軟水化)と、Limescale preventer(石灰化防止)としての効果があるようです。
正直なところ、効果が目に見えるわけではないので半信半疑で使い続けています。
しかし、今のところ洗濯で大きなトラブルには見舞われていないのできっと効果があるのでしょう。
”硬水対策のお守り”的なポジションといったところでしょうか。
液体タイプと錠剤タイプがありますが、個人的には液体タイプをおすすめします。
我が家の洗濯機では錠剤タイプは溶け残ってしまい、ストレスでした。
特徴2 ドラム式洗濯機が主流
イギリスの洗濯機はドラム式が一般的です。
ドラム式洗濯機は、縦型洗濯機と比較して「少量の水で叩き洗い」するのが特徴です。
節水のメリットがある一方、洗濯物が傷みやすいというデメリットがあります。
特徴3 高温で長時間洗う
汚れを落としやすくするため、イギリスでは高温で洗濯をすることが普通です。
我が家の洗濯機は衣類の素材ごとにコースを選べるのですが、綿コースでは90℃のお湯で200分も運転します。
高温で長時間洗うと、洗濯物が傷みやすいことに加えて、色落ちも激しくなってしまいます。
汚れはよく落ちるのでしょうが、日本人の感覚からすると少々やりすぎな気もしますよね。
低温コースが選べる場合は、試してみることをおすすめします。
我が家ではいつも30℃30分のクイックコースで洗濯していますが、汚れは問題なく落ちています。
高温コースで洗う場合は、色物専用の洗剤が売っているのでそちらを使ってみてくださいね。
洗濯洗剤を選ぶとき ポイント4つ!
ポイント1 液体か、ジェルボールか、粉末か
日本と同様にイギリスでも液体タイプ、ジェルボールタイプ、粉末タイプが売られています。
それぞれを比較すると以下のような特徴があります。
メリット:洗濯物の量に合わせて使用量を調節できる
デメリット:軽量が手間、洗剤投入口の定期的な掃除が不可欠
メリット:軽量不要でラク、洗濯機の洗剤投入口が汚れない
デメリット:溶け残る場合がある、つけ置き洗いができない
メリット:洗浄力が高い
デメリット:溶け残りやすい
我が家はいつも洗濯機のクイックコースで洗濯しているため、
個人的には溶け残りリスクのない液体タイプがおすすめです。
ポイント2 bioか、non-bioか
洗剤売り場を見ると、同じメーカーの洗剤でも”bio”と”non-bio”の2種類存在することがあります。
その違いは”酵素”を含むか否か。
酵素は洗剤の主成分である界面活性剤の働きをサポートする働きがあり、
酵素入りの洗剤(bio)は洗浄力・消臭力が強いと言われています。
一方で、衣類に残ってしまうと肌に刺激となり肌荒れの原因になる可能性が。
敏感肌の方はnon-bioを選ぶのがよいかと思います。
ポイント3 低温での洗濯に適しているか
イギリスでは高温で洗濯することが一般的であるため、
普通の洗剤では低温コースで十分に洗浄効果を発揮できない可能性があります。
低温コースで洗濯する場合は、パッケージに「COLD WASH」と書かれた洗剤を選びましょう。
ポイント4 液体洗剤の場合はフタの形に注目
洗剤の中身だけではなく、液だれしないフタかどうかをチェックすることを強くおすすめします。
日本では液だれしない形状に工夫がされたフタがほとんどだと思いますが、
イギリスではどれだけ気を付けても液だれしてしまう容器が多いです。
この点、日本製品のクオリティーの高さは本当にすごい…。
液体洗剤を選ぶときは、フタの形状に注目することがポイントです。
駐在妻おすすめの洗剤紹介!
ここからは、駐在妻の私が使ってよかった洗剤をご紹介します。
ちなみに、洗濯洗剤はスーパーで買いましょう。
日本とは異なり、bootsなどのドラッグストアでは取り扱いがないので気を付けてくださいね。
洗剤:Persil
non-bio、低温洗濯対応です。
液だれしにくく、とても使いやすいです。
洗浄力も問題ありません。
手洗い洗剤:Sainsbury’sのオリジナル商品
Sainsbury’s のオリジナル商品です。
ウールやシルクも洗えるおしゃれ着洗剤です。
手洗いしても肌荒れせず、しっかり洗えます。
柔軟剤:FAIRY
敏感肌でも使える柔軟剤です。
香りがやさしいので、強い香りが苦手な方にもおすすめ。
※以前はレノアを使用していたのですが、私の肌には合わず痒くなってしまいました。
まとめ
いかがでしたか?
イギリスの洗濯の特徴を抑えておけば、洗剤選びも難しくありませんよ。
私も始めのうちは分からないことばかりでしたが、
いろいろ試しているうちに自分に合った洗剤が分かるようになりました。
洗剤を選ぶときのポイントは以下の4つ。
・bioか、non-bioか
・低温での洗濯に適しているか
・液体洗剤の場合はフタの形に注目
何を選んだらよいか悩む方は、
”COLD WASH”対応 かつ ”non-bio”の液体洗剤を選べば間違いがないかと思います。
ぜひイギリスでの洗濯を攻略して、快適なイギリス生活を送ってくださいね。
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