こんにちは。ロンドン駐在妻のえっさんです。
アスコット競馬場とは
アスコット競馬場とは、ロンドン中心部から車で西に1時間ほどの場所にある競馬場です。
1711年にアン女王がこの場所を見つけて以降、300年以上王室所有となっています。
アスコット競馬場と言えば、毎年6月第三週に王室主催で開催されるロイヤルアスコットが有名ですね。
しかし、ロイヤルアスコット以外にも、毎年21日間のレース日があります。
ロイヤルアスコットに比べてチケットが取りやすい上に、値段もリーズナブル。
ドレスコードも厳しくないので、イギリス競馬初心者さんにも訪れやすいのです!
今回は2024年5月のフラットシーズンに開催されたビクトリアカップの様子をご紹介していきます。
チケットの種類
競馬場に入場するには、馬券とは別に入場券が必要です。
フラットシーズンで購入できるチケットは2種類あり、入場可能なエリアが異なります。
クイーンアンエンクロージャー 20ポンド/人
※エンクロージャー(enclosure)とは、直訳すると「囲い込み」という意味。
イギリスの競馬場では、入場可能な「エリア」のことを指しています。
キングエドワード7世エンクロージャーでは、建物の5階の専用エリアからレースを観ることができます。
私たちはクイーンアンエンクロージャーにしました。
見える景色に差はありますが、クイーンアンエンクロージャーでも十分に楽しめますよ。
ドレスコード
日本と異なり、イギリスの競馬場ではドレスコードに気を付ける必要があります。
男性 ⇒ ジャケット、襟付きシャツ、ネクタイ必須。ハット推奨。
女性 ⇒ スマートカジュアル。ファシネーター(髪飾り)推奨。
男性 ⇒ ドレスコードなし。スマートカジュアル推奨
女性 ⇒ ドレスコードなし。スマートカジュアル・ファシネーター(髪飾り)推奨。
周りを観察すると、男性はスーツ、女性はワンピース という服装が多い印象でした。
しかし、中にはポロシャツに短パン姿の男性や、ワンピースにスニーカーという女性もいて、想像以上に自由な雰囲気です。
とりあえず、「日本で友人の結婚式に参列するような服装」をイメージしていけば問題ないです!
※ちなみにロイヤルアスコットではドレスコードが細かく決まっていますのでご注意を。
競馬場内の様子
11時過ぎ、荷物検査を通過し、いよいよ入場です。
この日のレースは13時からなので、人はまだあまり多くありません。
まず目の前に見える大きな建物。
この中には建物内には馬券売り場、軽食売り場、お土産ショップなどが並んでいます。
そしてその先がトラック。とにかく広い!!
レースが始まるまでの間、トラック脇のベンチに座って家から持参したパンを食べました。
レジャーシートを敷いてピクニックを楽しんでいる人もたくさんいました。
続々と集まる観客たち。皆さんビールを片手に近くの観客と会話を楽しんでいました。
まさに英国紳士淑女の社交場という感じ。
全レース終了後は建物すぐ隣のステージでCHASING MUMFORDというグループのライブも予定されていました。
レースの様子
レースが始まると、皆さん食い入るようにトラックを見つめます。
フィニッシュラインの近く。目の前を馬たちが駆け抜けていくのは迫力がすごい!
トラックのすぐ脇まで行けます。
観客たちの歓声を後方から浴びながら、私たちも一生懸命応援します。
パレードリングの様子。
4着以内に入った馬は、レース後にこのエリアに来ます。
写真撮影やジョッキーのインタビューなどが行われています。
馬券の買い方
競馬初心者の私ですが、せっかく競馬場に来たのだから少し賭けてみたい…と思い、少額で購入してみました。
小額から賭けられるシンプルな注文の仕方を3種類紹介します。
いわゆる、単勝。1位の馬を1頭選ぶ。PLACE
いわゆる、複勝。「特定の順位」以内に入る馬を1頭選ぶ。
「特定の順位」はレースによって異なりますが、一般的には3位以内が多いようです。
EACH WAY
WINとPLACEを同時に購入する方法。
1位もしくは特定の順位以内に入る馬を1頭選ぶ。
売り場のスタッフに、「レース番号、賭け方、馬の名前、賭ける金額」を伝えればOKです。
EACH WAYで2ポンド賭けた場合は、WINとPLACEでそれぞれ2ポンド賭けることになるので4ポンド必要になるのでご注意を。
まとめ
アスコット競馬場の様子をご紹介しましたが、いかがでしたか?
イギリスの紳士淑女が着飾って競馬を楽しむ光景は、日本では味わえない貴重なものだと感じました。
ロイヤルアスコットは少し敷居が高いなと感じている方や、タイミングを逃してしまった方でも、イギリスの競馬は十分に楽しむことができますよ!
イギリスの競馬場に興味がある方の参考になれば嬉しいです。
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